知ってるようで知らない(僕は知らなかった!)モトクロスの基礎知識をまとめてみました。詳しい人や経験者は恥ずかしいから見んな。
モトクロスって何すんの?
基本的には、お金を払ってモトクロスコースに行って走ります。
オフロードコースについてはこちら
人工的に作られたカーブやジャンプやらを走る競技。レースとなると7分とか10分の短時間のレースを2回(2ヒート)やって勝敗を付けます。
7分バイクに乗るぐらい余裕やろ、そんな風に思っていた時期、私にもありました。でもいざやってみると7分まじ長いから。ものすごい集中力が必要とされるし、体力的にもスピードの出るバイクをコントロールするのに全身使う感じ。
どうでもいい余談ですが、初めてKLXでレースに出た時、7分して帰って来てエンジンを止めるべくキーを回そうと思ったら手が震えて回らなくて、それでもがんばって回したら今度は勢い余ってキーが天高く舞ったのを覚えています。ぽいーん
レースに出ないにしても、いわゆるモトクロスコースを全般的に走りたいなと言う人はモトクロスから入るのも良いと思います。パイセン方はみんな口を揃えて「モトクロスが基本」だと言います。
モトクロスしてみたいけど何がいるの?
バイク
モトクロスコースが走れれば良いのですから、競技用のバイク(レーサーと言います)でも市販の街でも走れるオフ車(トレール車と言います)でも可です。トレールが走れるコースや、イベントやレースもありますよ。
レーサーは後ろのタイヤが19インチと少し大きめのホイールを使ったりします。
こまけえことは気にせずにレンタルバイクって手もあります(大体パワーが抑えられた小さめのバイク)。
プロテクター
砂利や森を走ったりはしないので、スピードの出ない初心者は「外傷の」リスクは比較的少ない気がします。が、やはり基本的なプロテクター(ヘルメット、グローブ、ブーツ)は絶対必須。
でも遅かれ早かれ上達すればするほどスピードが出るので、首や靭帯を守るプロテクターも必須になってきます。
こまけえことは気にせずにレンタルプロテクターって手もありますからね。
金
以上のバイク、装備があれば、あとはコースの利用料(3500円ぐらい)とガソリン代(1000円ぐらい)です。
例えば僕のレーサーバイク(YZ250F)はガソリンタンクが7Lです。満タン入れれば1日遊べるぐらいかな。(1日走り続ける訳ではない無理)
トレールバイクだったら自走でコースまで行って、コースで遊んで、おうちまで自走できると思う。
練習
まずはオフロードで止まれる。ってことが大事です。みんな走ることばっかり考えるけど、そもそも「止まれる」っていう保険が無いとね…
なので、空き地でも駐車場でもどこでもいいから止まる練習。できれば曲がる練習も。
コースによっては簡単な練習ができるスペースが用意されているので、そこを利用するのが個人的にはオススメ。
大体のコースでは1時間を「初心者」「中級者」「上級者」をそれぞれ20分づつの走行枠に区切っていたりします。死ぬほど早い人と我々ドン亀が混走となると、お互い怖いのです。
なので、初心者枠であれば比較的安心(それでも明らかにめっちゃ早い人が混じってたりするけど…)です。
いなべモータースポーツランドなんかだと、「ソフトコースデイ」と言う、いつもよりも難易度が下がったコース設定(おっきいジャンプが無いとか)の日があるので、そこも狙い目。
こんなんやで
モトクロスは飛ぶ

Free picture (Motocross motorcycle) from https://torange.biz/motocross-motorcycle-7817
もっともモトクロスのモトクロスたるモットーは「ジャンプ」じゃ無いでしょうか、モトクロスのコースにはジャンプするためのレイアウトがされています。
上手い人なんか遥か見上げるような高さで飛んでいくし、飛んでるのにバイクが横っちょになったりします。
ただまたがってスピードだけ出してジャンプ台に突っ込んで行っても怖い思いをするだけです。自分も飛ぶんだって意識してステップに立って踏み切ることも大事です。練習大事。
モトクロスのコーナリングはむずいぞ
動画見てると、「あー、足出してリーンアウト(体を外に出してバイクだけ傾けて)行きゃあいいんでしょ」と思ってしまうのですが、まじ無理だからあんなもん。
モトクロスコースにはバンク(コーナーの外側にある土の壁)があったり、だんだんみんなが走った場所が掘られて溝になるワダチが現れます。地面も濡れてたり、砂だったり、かちかちの土だったり様々。実はコーナリングって一番奥が深いんじゃ…とお気づきになることでしょう。
まとめ
オフロードの基本であり超重要な動作はモトクロスに詰まってます。よくパイセンが言いますが「林道ではうまくならん」と言うのは今となっては本当だと思います(当初は完全に疑っていたすんません)。
特にオンロードバイクと違って、オフロードバイクは上下&前後の動きが重要になってきます。その感覚を知るためには必要なんですね。たぶん(逃げた)。